新人教育

新人看護師研修制度について

当院は川薩地域の地域医療支援病院として24時間二次救急医療体制を整え、地域の皆様に安心で安全な医療を提供する役割を担っています。

そのため急性期病棟では、主となる診療科以外の患者さんの入院も受け入れている状況にあります。そこで幅広い知識や判断力を養うために、平成19年度から開始したローテーションによる新人研修制度も毎年改善を加えながら実施しています。

急性期病棟(外科・整形外科・呼吸器科・循環器科・放射線科・脳神経外科・脳神経内科)、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、手術室、外来を4週間ごとにローテーションします。

研修は、看護技術演習などの集合研修と各部署での看護実践とを組み合わせて行います。各部署にはプリセプターやエルダーなど先輩看護師が、1人ひとりの新人看護師の状況に合わせて支援しています。仕事の面だけではなく、よき相談相手として精神面でもサポートします。

夜勤は2交替制で、開始時期は5月末からですが研修生として入ります。新人看護師がプラスされ、4人での夜勤となります。夜勤の独り立ちは1月下旬から2月上旬です。

配属先は、ローテーションした上で、自分で取り組んでみたい看護、勤務したい部署を選択し、その意向にそって配属先を決定します。

この研修期間中に、新人看護師は専門職業人として必要な基本姿勢と態度を学び、基本的な実践能力を習得し、プリセプターやエルダーは、新人看護師を支援することで共に成長していきます。

平成21年7月の保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の改正により、平成22年4月1日から新たに業務に従事する看護職員の臨床研修等が努力義務となったことをふまえ、指導体制や研修内容のさらなる充実をはかり、他医療機関からの新人看護師の受講も受け入れています。

研修スケジュール

新人オリエンテーション

新人職員一泊研修

患者体験

新人オリエンテーション 組織の概要・安全管理・感染管理・接遇マナー・看護技術演習:採血・輸液管理・与薬・排泄援助・救急蘇生法など。臨床に出る前の不安を少しでも和らげるように当院の看護手順マニュアル等にそって演習を行います
新人職員一泊研修 教育ゲーム、グループワーク(事例検討)、ウォークラリーなどの野外活動や、座談会、体験学習などプリセプターが企画、運営を行います。集団生活を通して協調性を養いながら、新人や先輩看護師の親睦を深め、自然に囲まれた環境の中でリフレッシュできるプログラムになっています
SP(模擬患者)対応 一般市民二人に模擬患者になってもらい、実際に対応しフィードバックをもらうことで、看護者としての対応方法を学びます
患者体験 設定された患者さんになりきり、実際に病棟に一泊入院します
(荷重不可で車イス移動、利き手側半身麻痺、減塩食摂取など)
ナラティブ発表 心に残っている看護場面を物語として書き、その時の自分の心の動きや行動、それによる相手の反応など振り返り、看護観を深めます
まとめ 1年間の反省と今後の課題発表を行います

看護部紹介

看護師採用特設サイト(正職員・パート)