主な臓器の被ばく線量は[表4]に示す通りです。検査を行った部位での各臓器が受ける平均線量(mGy)を示しています。身体への影響については、[表1]に示すしきい線量(mGy)よりはるかに少ない量なので、症状が現れてくることはありません。
表4:CT検査における主な吸収線量(Shirimptoら. 1991) [mGy]
部位 | 水晶体 | 甲状腺 | 乳腺 | 子宮 | 卵巣 | 精巣 |
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頭部 | 50 | 1.9 | 0.03 | |||
胸部 | 0.14 | 2.3 | 21 | 0.06 | 0.08 | |
腹部 | 0.05 | 0.72 | 8 | 8 | 0.7 | |
骨盤部 | 0.03 | 26 | 23 | 1.7 |
※空欄は0.005mGy未満
ICRP Pub87より